~入学式~

Story小説

愁が体育館を探しさまよっているとき同じ学園内の中庭では・・・


「俺は君を見た瞬間に一目惚れしてしまった。よかったら付き合ってください。」


と、告白したのは愁の親友である光輝。


お相手はというと美女コンテストでNO.1に輝いた経歴を持つお嬢様の麗華だ。そんな麗華のお返事は・・・


「ごめんなさい。私好きな人がいるんです。だからあなたの気持ちには応えれません。」


と、即答。


こう見えても光輝は今まで自分から告白をしたことがない。


告白をする必要がないのだ。


スポーツも勉強もできて背も高くカッコいい。


だから女が逆に告白をしてくる。


そんな光輝の初告白は無惨にも即答で幕を閉じた。


プライドが高い故、光輝は目の前の現実を認めたくない思い一心で逃げるようにその場を去った。

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