~入学式~

Story小説

話しこんでいたら知らぬ間に入学式が終わったらしく生徒が教室へ向かうため中庭に向かってきた。


さすがに2人で話していたのがバレるとまずいと思った愁は一目散に教室へと走っていった。


またもや中庭で1人になった麗華だが気分は少し和らいでいた。


「そういえば初対面の人に身の上話を話したのは何年振りかしら。


名前も学年さえも知らないあの人はどこか暖かみを感じる人間だったわ。またお話しがしたいわ。」


とつぶやき他の男と何か違う愁にもう惹かれていたのかもしれない。


一方愁は掲示板で自分のクラスを確認し、自分の教室へと向かった。


そして自分の教室に近づくと見慣れた友人の後ろ姿が目についた。


光輝がなぜ教室に1人でいるのか疑問だったが普通に声をかけた。

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